学思塾
一人ひとり ていねいに指導。
誰でも成長を実感!
      
塾長 中田 隆二

塾長 中田 隆二

学思塾 塾長 中田 隆二

当塾は、2017年5月に小坂町に設立されました。

3年前、私の定年を祝ってくれた教え子との同窓会で、わが子の教育の話題で話が盛り上がりました。その中で、高額な塾の月謝の現状を嘆き、安くてよい塾を望む声が多く聞かれました。

30年余りの教員生活を終えて、私の心に残るのは良き先輩や同僚、良き教え子たちとの出会いでした。弓道部顧問として年間30日を超す合宿を行った年もあります。インターハイや国体出場をめざし心を一つに合宿生活をしてきた部員達は私の誇りでした。

こんな私も50歳を過ぎたころから、ものの見方が変わり始めました。自分は一生懸命生徒に教えてきたつもりだけれど、逆に私が教え子に教えられてきたのではないかと思えたのです。現在は、私は教え子達に教師として育ててもらったと自覚し、その出会いに感謝しています。そして、残された時間を、教え子達の子どもに恩返しをすることが私の使命ではないのかと思っています。元気なうちは、教えることでさらに自分の教師としての成長が可能だとも考えています。

今でも自分の耳に残る先輩教員の言葉があります。
『お前の今の指導はおかしい。自信を持たせて社会や大学に送り出すことが教員の使命だ。「先生のお蔭で卒業できました。大学に合格できました。」といわせるようではいけない。子供たちに自信を持たせ、学校から送り出せ。30年後に教え子から「今の自分があるのは、あの時の恩師の言葉のお陰だ。」と思ってもらえればそれでいい。』というものでした。

退職の頃、周囲の教員仲間の中には、65歳の年金受給まで再任用教員として勤務する方々もいます。自分の身体的不調や家族の介護のために教職を去る方々も多くみられます。健康寿命72歳の今日、私は無事定年を迎えられたことを家族に感謝し、人生の再出発を図る節目を迎えました。

長年にわたり教育現場で蓄えた経験と理想を、場を変えて質の高い教育指導を行うことも退職教員の使命の一つと考えました。この話を先輩や同僚に話をしたところ、かつての仲間の賛同を得てこの塾の設立となりました。

この塾はまだ始まったばかりです。多くの子ども達にとり良き塾となるために、親御さんや中高生からの要望をさらに受け入れて成長することが必要です。また、多くの教育関係者の皆様のご協力を得られればさらによくなります。

学力向上に向け、ともにがんばりましょう。

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